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B型・C型肝炎について

正しい知識と最新の治療情報

B型肝炎

国内感染者: 110-140万人

C型肝炎

国内感染者: 90-130万人

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B型とC型の違い

項目

原因ウイルス

慢性化率

完治の可能性

B型肝炎

HBV (DNA)

約5%

困難(抑制は可能)

C型肝炎

HCV (RNA)

約70%

95%以上(完治可能)

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主な感染経路

B型肝炎

  • 母子感染(垂直感染)
  • 性的接触
  • 血液を介した感染
  • 医療行為(針刺し等)

C型肝炎

  • 過去の輸血・血液製剤
  • 注射針の共用
  • 不適切な刺青・ピアス
  • 針刺し事故
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最新の治療法

B型肝炎の治療

核酸アナログ製剤などでウイルスの増殖を抑制し、肝炎の進行を抑えます。継続的な治療が必要です。

C型肝炎の治療

飲み薬(インターフェロンフリー治療)を8〜12週間服用することで、副作用も少なく、95%以上の確率でウイルスを排除(完治)できます。

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施設での感染予防

🧤

標準予防策

血液・体液は感染性があるものとして扱う

💉

針刺し防止

リキャップ禁止、専用容器への廃棄

🧼

個人用品

カミソリや歯ブラシの共用を避ける

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まとめ

早期発見

症状がなくても、一度は肝炎ウイルス検査を受けましょう。

治療の進歩

特にC型肝炎は飲み薬で治る時代になりました。

正しい予防

日常生活での感染リスクは低いです。正しい知識で対応しましょう。