高齢者ケアにおける重要な知識
下部尿路の感染症
上部尿路の感染症(重症化しやすい)
大腸菌などの腸内細菌が尿道口から侵入し、逆行性に感染します。
典型的な症状が出にくく、「食欲不振」「元気がない」「意識障害(せん妄)」などが唯一のサインであることもあります。
尿量を増やし、細菌を洗い流す
陰部洗浄・清拭で清潔を保つ
(女性は前から後ろへ拭く)
我慢せず、定期的にトイレへ誘導
原因菌に合わせた抗菌薬を使用します。症状が良くなっても、医師の指示通りに飲みきることが重要です(耐性菌を防ぐため)。
十分な休養をとる
脱水を防ぎ、尿路を洗浄
尿の性状(色、臭い、濁り)や排尿回数の変化に気づくことが大切です。
陰部を清潔に保つことが最大の予防です。
高熱や腰痛がある場合は、すぐに医療機関へ。