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コミュニケーション技術
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障害の受容過程

障害を受け入れるまでの
心の旅路

先天性障害と中途障害・N.コーンの受容過程・D.ドローターの親の受容過程

「ショック→否認→混乱→努力→受容」心の段階をやさしく解説

🌸 アテナの導き

障害を受け入れるまでには段階があります。✨ N.コーンの障害受容の5段階と、親の障害受容を示したD.ドローターの5段階は試験の超頻出。行きつ戻りつするものだということも忘れずに!😊

障害を受け入れるって、簡単じゃないですよね。✨ 心は段階を踏んで少しずつ進むもの。本人の受容過程(N.コーン)と、親の受容過程(D.ドローター)、テストによく出るので一緒に覚えましょう!😊

🔀
先天性障害と中途障害
障害の時期によって受容のあり方が異なる
生まれつきの障害と途中からの障害
いつ障害を負ったかで、受け止め方が全然違う
👶
先天性障害
生まれつきの障害。障害がない状態と比較できないまま成長。他者と違いに気づくのは徐々に
中途障害
病気や事故で人生半ばに。今までできたことが顕著にできなくなり、受容に多大な時間と労力を要する
👶
先天性障害
生まれたときからの障害。「前の自分」がないから比べられない。少しずつ「他の人と違う」に気づく
中途障害
事故や病気で突然障害を負う。「前はできたのに…」という落差が大きく、受け入れるのがとても大変
📈
N.コーンの障害受容の過程
5段階のステージモデル
障害を受け入れるまでの5段階(N.コーン)
ショック→否認→混乱→努力→受容
1
ショック期
驚きと戸惑い。治療すれば戻れるだろうという意識があり、障害者になった認識はほとんどない
2
否認期(回復への期待)
心理的防衛反応として障害を否認。回復を期待。現実を直視しない。セカンドオピニオンを求め病院を転々とすることも
3
混乱期(悲嘆)
障害が永続的と認識し深い絶望。外罰的(医療スタッフを批判)または内罰的(自分のせい)。抑鬱状態。安易な励ましは逆効果
4
解決への努力期(再適応)
このままでも生きていけると自信を取り戻す。価値観の転換。リハビリに積極的。ピア・カウンセリングやセルフヘルプグループの活用
5
受容期(社会復帰)
障害を受け入れ一社会人として人生を考える。福祉を権利と捉え、人生の再出発と位置づける
1
ショック期
「えっ、ウソでしょ…」驚きでいっぱい。「きっと治る」と思っていて、まだ実感がない
2
否認期
「認めたくない」「きっと治る」と現実から目をそらす時期。病院をいくつも回ることも
3
混乱期
「もう治らない…」と絶望。医者を責めたり、自分を責めたり。この時期に「頑張って!」は逆効果
4
努力期
「このままの自分でもやれる」と少しずつ前を向く。リハビリを頑張ったり、同じ境遇の仲間と話したり
5
受容期
「障害があっても自分は自分」と受け入れる。人生の再スタートを切れる
⚠️

超重要:受容過程は行きつ戻りつする!いったん受容しても前の段階に戻ることがある。受容期でも悲しみがなくなるわけではない。混乱期では安易な励ましは逆効果。言語的かかわりより非言語的かかわりのほうが有効な場合も。

超大事:この段階は「一方通行」じゃない!受容したと思っても、何かのきっかけで落ち込むこともある。行ったり来たりするもの。混乱期に「頑張って!」は逆効果。言葉よりもそばにいるだけ、手を握るだけのほうが心に届くこともあります。

👨‍👩‍👧
D.ドローターの親の障害受容過程
先天性障害児の親の心理5段階
親の障害受容の5段階(D.ドローター)
わが子に障害があるとわかったとき
1
ショック
わが子に障害があるとわかり混乱。カウンセラーやSWの同席が有効
2
否認
自己防衛として障害を認めない。受け入れを強要しても聞く耳をもたない。十分な時間が必要
3
悲しみ・怒り
事実を認識するがどこにぶつけていいかわからない怒り。抑鬱状態になることも
4
適応
現実を受け入れようとする気持ち。諦めやある種の開き直り
5
再起
わが子と共に成長しようと覚悟を決める。周囲の励ましや協力を受け入れ前向きに
1
ショック
「どうしてうちの子が…」頭が真っ白になる
2
否認
「何かの間違いでしょ?」と認めたくない。自分を守るための自然な反応
3
悲しみ・怒り
「なんでうちだけ…」怒りと悲しみがぐちゃぐちゃに
4
適応
「しょうがない、やるしかない」と少し開き直れる時期
5
再起
「この子と一緒に頑張ろう」と前を向ける。まわりの力も借りながら

💡 D.ドローターの過程もN.コーンと同様に行きつ戻りつする。子どもの成長とともに世間の目が気になったり心ない対応に傷つくことも。家族の障害受容にも介護職の寄り添う姿勢が大切です。

💡 親の受容もN.コーンと同じで行ったり来たりします。「受け入れた!」と思っても、世間から心ない言葉を浴びて傷つくこともある。介護職はその苦しみを理解して、そっと寄り添うことが大切です。

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
📝
理解度チェック
学んだ内容を確認しましょう
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