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第1章 介護福祉士の役割と機能
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地域連携とソーシャルワーク

地域と手を組む+3つの援助技術

地域連携3レベル・民生委員・在宅医療介護連携・ミクロ/メゾ/マクロSW

地域の力を借りる方法と、個人・集団・地域への3つの支援

🌸 アテナの導き

介護は施設や家の中だけで完結しません。地域との連携と、個人・集団・地域それぞれに対するソーシャルワークの技術が必要です。今回は地域連携の仕組みと3つの援助技術を整理します😊

介護って、介護職と利用者さんだけの話じゃない。ご近所さん、民生委員、病院、行政……地域ぐるみで支える仕組みがあるんです。さらに「ソーシャルワーク」っていう援助技術も3種類ある。覚えること多いけど、整理すればスッキリします😊

🏘️
地域連携の3つのレベル
個人・組織間・制度
地域連携にも「レベル」がある
個人の話、組織の話、制度の話
レベル
内容
個人レベル
一人ひとりのニーズに対応するため、地域の組織や関係者が連絡・連携を取り合う
組織間レベル
介護一般について、組織同士が対応策などを取り交わす
制度レベル
特定の組織間ではなく、制度として決められている連携
レベル
かんたんに言うと
個人レベル
「Aさんが困ってる → ケアマネと訪問看護に連絡しよう」という個別の連携
組織間レベル
「うちの施設と隣の病院で、情報共有のルールを作ろう」という組織の連携
制度レベル
「法律で地域ケア会議をやりなさいって決まってる」という制度上の連携
👤
民生委員の役割
地域連携のキーパーソン
民生委員ってどんな人?
地域の「見守り役」。試験によく出る!
📋
根拠法:民生委員法に規定。行政の協力員
👑
委嘱:都道府県知事の推薦により厚生労働大臣が委嘱
👶
兼務:児童福祉法に規定される児童委員を兼務
💰
報酬無給。任期は3年
🔍
活動:住民の生活状態の把握、相談・助言、情報提供、関係機関との連携
📋
「民生委員法」で決められた、地域の行政のお手伝い係
👑
都道府県知事が「この人いいよ」って推薦して、厚生労働大臣が正式に任命←ここ出る!
👶
児童委員も兼任してる(子どもの見守りも仕事のうち)
💰
タダ働き(無給)。しかも任期は3年。ボランティア精神すごい
🔍
困ってる人がいないか見守って、相談に乗って、必要な情報やサービスにつなげる
🏥
在宅医療・介護連携推進事業
2018年4月〜全市町村で実施・8つの事業項目
医療と介護を地域でつなぐ事業
2018年からスタート。8つのやること

高齢者は複数の疾患にかかりやすく、医療と介護の両方を必要とすることが多い。このため在宅医療・介護連携推進事業が地域支援事業のひとつとして位置付けられ、2018年4月からすべての市町村で実施されている。

お年寄りは「病気もあるし介護も必要」って人が多い。でも医療と介護がバラバラだと困る。だから2018年から全市町村で「医療と介護をつなぐ事業」が始まった。やることは8つ:

地域の医療・介護の実態把握:機関の情報収集、リスト・マップで共有
課題の抽出と対応策の検討:関係者が参画する会議で現状把握・課題抽出
切れ目のない提供体制の構築:在宅医療・介護サービスの一体的提供を推進
情報共有の支援:情報共有シート・地域連携パスの活用、看取り・急変時にも
相談支援:コーディネーター配置、相談窓口の設置・運営
関係者の研修:多職種連携の研修、介護職への医療研修
住民への普及啓発:シンポジウム、パンフレット、看取りの講演会等
関係市区町村の連携:広域連携が必要な事項の検討
まず調べる:地域にどんな病院・介護事業所があるか把握して一覧にする
問題を見つける:みんなで集まって「何が足りない?何が困る?」を話し合う
つなげる:医療と介護が途切れないサービス体制を作る
情報を共有する:共有シートや連携パスを使って、みんなが同じ情報を持つ
相談窓口を作る:「困ったらここに電話して」の窓口を設置
勉強会をやる:介護職に医療のこと、医療職に介護のことを教え合う
住民に知ってもらう:「こんなサービスありますよ」とパンフレットや講演会で伝える
市町村同士で協力:一つの市だけじゃ無理なことは隣の市と一緒にやる
🤝
ソーシャルワークの3分類
ミクロ・メゾ・マクロ
援助技術にも「サイズ」がある
個人向け・集団向け・地域向けの3段階
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ミクロSW
個別援助(ケースワーク)
個人・家族への直接支援
👥
メゾSW
集団援助(グループワーク)
デイサービス等の集団活動
🏘️
マクロSW
地域援助(コミュニティワーク)
地域の組織化・政策提言
👤
ミクロ(個人)
利用者さん一人ひとりに向き合う支援。ケアマネやヘルパーの日常がコレ
👥
メゾ(集団)
デイサービスのグループ活動とか。集団の力で一人ひとりが変わる
🏘️
マクロ(地域)
地域全体を動かす。住民を組織化して、行政に「こうしてくれ」と提案

ミクロSWの基本:受容的・非審判的態度で接し、共感を示しながら本人の自己決定を支援する。決定するのはあくまで利用者本人。バイステックの7原則に沿った援助が基本。

ミクロ(個人支援)で大事なこと:相手をありのまま受け止めて、「あなたが間違ってる」とは言わない(非審判的態度)。最終的に決めるのは利用者さん本人。援助者は「こうしたら?」とは言うけど、決定権は押しつけない。基本はバイステックの7原則

メゾSWの効果:①メンバーの行動観察 ②共通の問題発見 ③役割交換 ④社会的学習機会の拡大 ⑤援助を分かち合う。インフォーマル資源の活用が多く、ボランティアの参加も多い。

メゾ(集団支援)の効果:
・他の人のやり方を見て学ぶ
・「同じ悩みの人がいる!」と安心する
・グループの中で役割を果たして自信がつく
・新しい趣味が見つかって生きがいになる
ボランティアやインフォーマルな資源を使うことが多いのも特徴。

マクロSW:地域の集団の組織化、福祉施策の計画立案、社会調査、ネットワーク形成、フォーマル・インフォーマル活動の促進、行政への提案などをおこなう。地域連携の促進に直結する。

マクロ(地域支援):地域全体を動かすスケールの大きい仕事。住民を集めて「みんなでやろう」と組織を作る、行政に「こんな制度が必要です」と提案する、地域の調査をして計画を立てる……。介護職が地域を変える側になるってこと。

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
📝
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