← 国試の間に戻る
第1章 介護福祉士の役割と機能
09

多職種連携とチームケア

いろんな専門家とチームで動く

3つのチームモデル・役割開放・職種一覧・連携とネットワーク

チームの組み方3パターンと、介護職の立ち位置

🌸 アテナの導き

介護は一人ではできません。医師、看護師、ケアマネ、PT、OT……さまざまな専門職がチームを組んで利用者を支えます。今回は3つのチームモデルと、介護職がチームの中でどう動くかを学びましょう😊

介護の現場って、介護職だけじゃ回らない。お医者さん、看護師さん、ケアマネ、リハビリの先生……いろんな人がチームで動いてます。でもチームの組み方にも3つのパターンがあるって知ってました? これ、試験でよく出ます😊

🏥
多職種チームの3モデル
マルチ・インター・トランス
チームの組み方3パターン
バラバラ型 → 連携型 → 境界なし型
1️⃣
マルチディシプリナリー・モデル:各職種が個別にアセスメント・ケアプラン・ケア実施。チームとしての協働・連携は不十分。利用者に不利益が生じやすい。現在はほとんどおこなわれていない
2️⃣
インターディシプリナリー・モデル:専門職間のコミュニケーションに重点。多職種が協働・連携してアセスメント・ケアプラン・ケアを実施。現在最も実践されている方法
3️⃣
トランスディシプリナリー・モデル:多職種連携に加え役割開放(role release)がある。意図的・計画的に他の専門職の業務を実施。社会資源が不足している場合などに用いる
1️⃣
マルチ(バラバラ型):それぞれの専門職が「自分の仕事はここまで」って別々に動く。連携が足りなくて利用者にしわ寄せがいく。今はほぼ使われてない(ダメな例として覚える)
2️⃣
インター(連携型):専門職同士がちゃんと話し合って、一緒にアセスメントもケアプランも作る。今いちばん使われてるやつ。「チームで動く」のお手本
3️⃣
トランス(境界なし型):連携どころか、他の人の仕事も意図的にやる。看護師が生活援助をしたり、介護職がリハビリ的なことをしたり。人手が足りないとき等に使う
📌

役割開放の前提条件:①専門職固有の領域が明確に区分されている ②資格・免許が必要なサービスは含まない ③他分野の基本的知識・技術を修得済み ④利用者への説明と同意が必要

📌

役割開放のルール:
①自分と相手の専門領域がはっきり分かれていること
②免許が必要な行為(注射とか)はダメ
③相手の分野の基本を勉強してからやること
④利用者さんに「こうしますよ」って説明して同意をもらうこと

👥
介護に関係する主な職種
介護・医療・福祉の各専門職
チームにいる人たちを知ろう
誰が何をする人なのか、ざっくり整理
職種
主な役割
介護支援専門員
要介護者の相談に応じ、適切なサービスを利用できるよう連絡調整
介護福祉士
心身の状況に応じた介護+介護者への指導
訪問介護員
居宅訪問して身体介護・生活援助・移動介助等
医師
診療などの医療行為
看護師
医師の診療補助・療養上の世話
保健師
保健指導。地域包括支援センターにも配置
理学療法士(PT)
基本的動作能力の回復(体操・マッサージ・温熱等)
作業療法士(OT)
応用的動作能力・社会適応能力の回復(手芸・工作等)
言語聴覚士(ST)
言語訓練・検査・助言指導
社会福祉士
福祉の相談・助言・指導、関係者との連絡調整
精神保健福祉士
精神障害者の保健福祉に関する相談・助言・日常生活訓練
だれ?
ひとことで言うと
ケアマネ
利用者と各サービスをつなぐ「司令塔」
介護福祉士
介護の国家資格持ち。介護+指導ができる人
ヘルパー
家に来て、体の世話や家事をしてくれる人
医師
診察・治療・薬の処方をする人
看護師
医師の手伝い+日々の健康管理をする人
保健師
地域の健康づくりの専門家。包括にもいる
PT(理学療法士)
「歩く・立つ・座る」の回復を助ける人
OT(作業療法士)
「料理・着替え・工作」など日常動作の回復を助ける人
ST(言語聴覚士)
「話す・聞く・飲み込む」の回復を助ける人
社会福祉士
生活の困りごとの相談に乗って、サービスにつなげる人
精神保健福祉士
心の病気がある人の相談・社会復帰を助ける人

💡 介護職がチームメンバーとして活動するには、他の専門職と専門的な話ができる程度の知識をもち、記録やカンファレンスで使用される専門用語を理解しておくことが必要。医学的なことは自分で判断せず医療職に相談する。

💡 介護職はチームの中で「生活に一番近い存在」。だからこそ他の専門職と対等に話すために専門用語を覚えることが大事。でも「医学的にヤバそう」と思ったら自分で判断しないですぐ医療職に相談。「わからないことを聞ける」のもプロの力です。

🔗
連携・ネットワーク・チームワーク
似ているけど違う3つの概念
「連携」「ネットワーク」「チームワーク」の違い
全部「つながり」だけど中身が違う
概念
特徴
弱点
連携
同じ目的をもち、連絡を取り合いながら協力
ネットワーク
住民・機関・ボランティア等の横のつながり。フォーマル+インフォーマル
責任が曖昧、継続性に不安
チームワーク
専門職グループによる援助。責任が明確で継続可能
名前
どういうこと?
弱いところ
連携
「同じゴールに向かって協力しよう」。ただつながるだけじゃない
ネットワーク
ゆるい横のつながり。ご近所さんやボランティアも含む広い網
「で、誰が責任取るの?」が曖昧。長続きしにくい
チームワーク
プロの集団が責任もって継続的にやる
📌

在宅介護では、チームメンバーが同時に関わることは少ない。居宅サービス計画で訪問時間が重複しないよう調整されるため、一人でサービス提供していても常にケアチームの一員であるという認識をもつことが重要。

📌

在宅の現場では、訪問する時間がかぶらないように調整されてるから、他の職種と直接会うことはあんまりない。でも「自分は一人でやってる」んじゃなくて、「チームの中の自分のパートを受け持ってる」って意識がめちゃくちゃ大事。

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
📝
理解度チェック
学んだ内容を確認しましょう
← 前へ 9 / 10 次へ →