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第3章 社会保障制度
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海外の社会福祉①

よその国の福祉ってどうなってるの?①

スウェーデン・イギリス

北欧の優等生とイギリスの歴史を見てみよう

🌸 アテナの導き

新しい章のスタート!✨ まずは海外の社会福祉を学びましょう。各国の「特徴」と「キーワード」をセットで覚えるのがコツです。スウェーデンとイギリス、それぞれどんな仕組みでしょうか?😊💪

🌸 アテナの導き

ここからは海外編!✨ 「よその国ってどうやって福祉やってるの?」を見ていきます。国の名前と「その国といえばコレ!」をセットで覚えるのがコツ。今回はスウェーデンとイギリス——どっちも試験によく出る国です!😊💪

🇸🇪
スウェーデン
高福祉・高負担の代表国

社会保険は国の事業として全国民を対象に実施。職域の区別なし。租税負担率は世界的に高い水準だが、社会保険の財源はほぼ公費で賄われています。

スウェーデンでは、社会保険(しゃかいほけん)は国がまるごとやる事業。会社員でも自営業でも関係なく、国民みんなが対象です。そのかわり税金がめちゃくちゃ高い。でもその税金で社会保険のお金をまかなっているので、「たくさん払うけど、たくさん返ってくる」国なんです。

ランスティング
≒ 日本の都道府県
保健・医療サービスの実施主体
コミューン
≒ 日本の市町村
高齢者・障害者福祉の実施主体
ランスティング
≒ 日本の都道府県みたいなもの
病院や健康診断のことをやる担当
コミューン
≒ 日本の市町村みたいなもの
お年寄りや障害のある人の福祉を担当
👴
高齢者福祉
施設=特別住居。2009年「選択の自由推進法」で民間委託が拡大
障害者福祉
LSS法、社会サービス法、LASS法などに基づく
👶
児童福祉
保育は教育政策の一環。両親保険で育児休暇480日分
📈
少子化対策
出生率1.5→施策で1.85まで回復(2015年)
👴
お年寄りの福祉
高齢者向け施設は「特別住居(とくべつじゅうきょ)」と呼ぶ。2009年の「選択の自由推進法」で「どの施設を使うか自分で選べるように」なり、民間の施設も増えた
障害のある人の福祉
LSS法(障害者の権利を守る法律)、社会サービス法、LASS法(介助費用を国が払う法律)などで支えている
👶
子どもの福祉
保育園は「福祉」じゃなくて「教育」の一部として扱われる。両親保険(りょうしんほけん)で育休がなんと480日分もらえる!
📈
少子化対策
出生率が1.5まで落ちたけど、いろんな施策で1.85まで回復(2015年)。育休の充実が効いてる

💡 スウェーデンの育児休暇は「両親合わせて480日」で、390日間は従前所得の80%が支給。日本と比べると非常に手厚い制度。女性の3/4が260日以上取得しています。

💡 スウェーデンの育休はお父さんとお母さん合わせて480日(約1年4ヶ月!)。しかもそのうち390日間は、もらっていた給料の80%が出る。日本より圧倒的に手厚い。女性の4人に3人が260日以上取っているくらい、「育休を取るのが当たり前」の国です。

🇬🇧
イギリス
社会保障制度の先駆的な国

1911年「国民保険法」で社会保障制度を創設。第2次世界大戦中の「ベヴァリッジ報告」で「ゆりかごから墓場まで」の方針が示されました。

イギリスは社会保障制度の「元祖」みたいな国。1911年に「国民保険法(こくみんほけんほう)」を作って制度をスタート。そして第2次世界大戦のさなかに出された「ベヴァリッジ報告」が超有名。ここで「生まれてから死ぬまで、国が面倒を見ますよ」(=ゆりかごから墓場まで)という方針が打ち出されました。

📌

政策の変遷:サッチャー政権(1979年〜)→福祉削減・自立自助路線。ブレア首相(1997年〜)→サッチャー路線を維持しつつ社会公正で調整する「第三の道」を提唱。

📌

政策の流れ:サッチャー首相(1979年〜)が「福祉にお金使いすぎ!自分のことは自分でやって!」と福祉を減らした。その後ブレア首相(1997年〜)が「サッチャーのやり方は残しつつ、困ってる人も助けよう」という「第三の道(だいさんのみち)」を打ち出した。厳しすぎず甘すぎず、バランスを取った路線です。

🏥
NHS
国民保健サービス。税金で原則無料の医療を全国民に提供
🧠
認知症施策
2015年「認知症に対する行動計画2020」で方針と数値目標を策定
障害者福祉
ノーマライゼーションの理念の下、地方公共団体中心に提供
👶
児童福祉
少子化対策はなし。労働力不足は移民等で対応。保育は原則自己負担
🏥
NHS(エヌエイチエス)
国民保健サービス——税金で動いているから、病院に行っても原則タダ。国民みんなが使える
🧠
認知症への取り組み
2015年に「認知症に対する行動計画2020」を作って、「こうやって認知症に向き合おう」という目標を決めた
障害のある人の福祉
ノーマライゼーション(障害があっても当たり前に暮らせる社会にしよう)の考え方で、地域の自治体が中心に支援
👶
子どもの福祉
少子化対策はやっていない。働き手が足りないぶんは移民で補う方針。保育園は自分でお金を払うのが基本

💡 イギリスのNHSは「お財布を気にせず病院に行ける」仕組み。税金で運営されているので利用料はかかりません。日本の医療保険とは仕組みが違うポイントです。一方、保育は自己負担——国によって「何を公費で賄うか」の考え方が異なるのが面白いですね。

💡 イギリスのNHS(国民保健サービス)は「お金の心配なしで病院に行ける」しくみ。税金で動かしているから、窓口でお金を払わなくていい。日本は保険証を出して3割負担だけど、イギリスはそもそもタダ。でも保育園は自己負担——「医療はタダだけど保育は自分で」って、国によって「何にお金を出すか」が全然違うのが面白いところです。

🌸 アテナの言葉

スウェーデンは「高福祉・高負担」、イギリスは「ゆりかごから墓場まで」。😊 国によって福祉の形はさまざまですが、「国民の生活を守る」という目標は同じ。次はアメリカとドイツを学びましょう!✨💖

🌸 アテナの言葉

まとめるとこんな感じ!😊

🇸🇪 スウェーデン=「税金は高いけど福祉も手厚い」国。ランスティングが医療、コミューンが福祉を担当。育休480日がすごい。

🇬🇧 イギリス=「ゆりかごから墓場まで」の元祖。NHSで医療タダ。サッチャーが福祉を削って、ブレアが「第三の道」で修正。

国によってやり方は違うけど、「みんなの暮らしを守りたい」という気持ちは同じ。次はアメリカとドイツを見てみましょう!✨💖

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
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理解度チェック
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