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第3章 社会保障制度
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社会保障制度の仕組み

社会保障って、お金どこから来てどう届くの?

社会保険vs社会扶助・給付方法・費用・社会手当

みんなで出し合うお金 vs 税金で助ける仕組み、ぜんぶ整理!

🌸 アテナの導き

社会保障の「お金の流れ」と「仕組み」を整理します!✨ 社会保険と社会扶助の違い、現物給付と現金給付、応能負担と応益負担——比較して覚えるのがコツです😊

社会保障って、結局「誰がお金を出して」「どうやって届けるか」の話なんです✨ 今回は「保険料で助け合うタイプ」と「税金で助けるタイプ」の違いとか、「サービスをもらう」と「お金をもらう」の違いとか——セットで比べると一発で頭に入りますよ😊

⚖️
社会保険 vs 社会扶助
財源の拠出方法による分類
みんなの会費 vs 税金で助ける
お金の出どころがぜんぜん違う!
項目
社会保険
社会扶助
主な財源
社会保険料+国庫負担
租税(税金)
加入方法
強制加入
制度の例
年金・医療・雇用・労災・介護保険
生活保護、社会手当、社会サービス
くらべるポイント
社会保険(みんなの会費型)
社会扶助(税金で助ける型)
お金はどこから?
毎月払う保険料+国のお金
税金(みんなが納めたお金)
入り方
全員強制(選べない)
─(条件に当てはまれば対象)
具体例
年金・医療・雇用・労災・介護の5つ
生活保護、手当、福祉サービスなど

💡 社会保険=「みんなで毎月会費を出し合って、困ったときに使う互助会」。社会扶助=「税金から困っている人を直接助ける制度」。財源が保険料か税金かが最大の違いです。

💡 イメージしやすく言うと——社会保険は「クラスのみんなで毎月100円ずつ出し合って、ケガした人に使う貯金箱」。社会扶助(しゃかいふじょ)は「学校(国)が集めた税金から、困ってる生徒を直接助ける」。一番大きな違いはお金の出どころが保険料か税金かってこと!

📦
給付方法と負担方法
現物vs現金、応能vs応益
届け方と払い方のルール
「サービスをくれる」vs「お金をくれる」、「収入で決まる」vs「使った分だけ」
🏥
現物給付
サービスそのものを給付。医療保険・介護保険・生活保護の医療扶助等
💰
現金給付
金銭を支給。年金保険・生活保護の生活扶助等
🏥
現物給付(げんぶつきゅうふ)
「お金じゃなくて、サービスそのものをあげるよ」ってこと。病院で治療してもらう、介護サービスを受ける、など
💰
現金給付(げんきんきゅうふ)
「お金を振り込むから、自分で使ってね」ってこと。年金とか、生活保護の生活費とか
📊
応能負担
支払い能力に応じて負担額を決定。障害福祉サービス等
🧾
応益負担
受けたサービスの量に応じて負担額を決定。介護保険・医療保険等
📊
応能負担(おうのうふたん)
「お金持ちは多めに払ってね、少ない人は少なくていいよ」方式。収入で負担額が変わる。障害福祉サービスなど
🧾
応益負担(おうえきふたん)
「使った分だけ払ってね」方式。サービスをたくさん使えば負担も増える。介護保険・医療保険など
💰
社会保障にかかる費用
社会保障給付費と国民負担率
社会保障に使われるお金、どれくらい?
日本全体の金額と、あなたの負担率
132兆2,211億円
2020年度 社会保障給付費
国民1人当たり約104万8,200円 | 前年度比+6.7%
132兆2,211億円
2020年度に社会保障で使われたお金
国民ひとり当たり約105万円。前の年より6.7%アップ。めちゃくちゃ大きいでしょう?

内訳:年金 42.1%(最大)、医療 32.3%福祉その他 25.6%。高齢化で年金の比率が大きくなる傾向。国民負担率は2021年度で44.3%

この132兆円の内訳を見ると——いちばん多いのが年金で42.1%(お年寄りへの毎月の生活費)。次に医療が32.3%(病院代)。そして福祉その他が25.6%(介護や子育て支援など)。高齢者が増えるから年金の割合がどんどん増えてます。

ちなみに国民負担率(こくみんふたんりつ)は2021年度で44.3%。これは「稼いだお金の44%が税金+社会保険料で持っていかれてる」ということ。結構大きいですよね。

🎁
社会手当
保険料なし・資力調査なしの現金給付
社会手当(しゃかいてあて)
保険料を払ってなくても、条件に当てはまればもらえるお金

公費を財源とし、一定の要件に該当した人に現金給付をおこなう仕組み。社会保険のような保険料納付は不要。資力調査(ミーンズ・テスト)も不要。

社会手当は「税金から、条件に当てはまる人にお金を渡す仕組み」。ポイントは2つ——①保険料を払ってなくてもOK(社会保険と違う!)、②資力調査(しりょくちょうさ)=「あなたの貯金いくら?」みたいな調査もいらない。条件に当てはまれば自動的にもらえます。

👶
児童手当:中学校修了前の児童を養育する父母等に支給。3歳未満は月1万5,000円
👩‍👧
児童扶養手当:ひとり親家庭の生活安定と自立を支援。所得制限あり
特別児童扶養手当:20歳未満の障害児の監護者に支給(1級:52,400円/2級:34,900円)
🧒
障害児福祉手当:20歳未満の重度障害児(在宅)に月14,850円
🧑‍🦽
特別障害者手当:20歳以上で常時介護が必要な在宅の重度障害者に月27,300円
👶
児童手当(じどうてあて):子どもが中学を卒業するまで、育てている親に毎月お金がもらえる。3歳未満は月15,000円。1972年にスタートした歴史ある制度
👩‍👧
児童扶養手当(じどうふようてあて):ひとり親(シングルマザー・シングルファザー)の家庭を助けるお金。ただし稼ぎが多い人はもらえない(所得制限あり)
特別児童扶養手当(とくべつじどうふようてあて):20歳未満の障害がある子を育てている人に支給。重い方(1級)は月52,400円、軽い方(2級)は月34,900円
🧒
障害児福祉手当(しょうがいじふくしてあて):20歳未満で重い障害があって家で暮らしている子に月14,850円
🧑‍🦽
特別障害者手当(とくべつしょうがいしゃてあて):20歳以上で、常に介護が必要な重い障害がある人(在宅)に月27,300円。障害基礎年金と一緒にもらえる(併給OK)のがポイント!
📌

維持に不可欠な3要素:財源(租税+社会保険料)、②雇用の確保(働く人がいてこそ制度が成り立つ)、③制度への信頼(国民の理解と協力)。

📌

社会保障を続けるために絶対必要な3つ:お金(税金と保険料が財源)、②働く人がいること(みんなが働いて保険料を払うから成り立つ)、③「この制度を信じていいんだ」という国民の信頼(みんなが「ちゃんと使われてる」と思えること)。どれが欠けてもダメ!

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
📝
理解度チェック
学んだ内容を確認しましょう
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