社会資源(フォーマル/インフォーマル)、地域自立支援協議会の機能、個別支援会議から全体会までのプロセス、相談支援事業(重層的な相談支援体制)を整理。4巻のしめくくりです。
地域で障害のある人を支える仕組みのお話。公的サービスとそれ以外(家族・ボランティア)を組み合わせ、協議会や相談窓口でつなぐ体制を学びます。4巻のラストです。
地域で支える資源=社会資源は2つに分かれます。フォーマルサービス(制度化された社会資源=行政・保健・障害福祉・医療・教育など)と、インフォーマルサービス(制度化されていない=家族・親戚・当事者組織・家族会・自治会など愛情や善意中心)。フォーマルだけでは全てのニーズに対応できないため、インフォーマルな資源で補完します。地域の関係者が集まり課題を共有するのが協議会(地域自立支援協議会)で、2013年(障害者総合支援法施行)に「協議会」へ名称変更。6つの機能(情報・調整・開発・教育・権利擁護・評価)をもち、個別支援会議を鍵に、個別の課題を地域全体の課題へ普遍化していきます。障害者総合支援法に基づく相談支援事業は困った時の相談窓口で、関係機関と機能分担した「重層的な相談支援体制」になっています。
地域で支える「資源」は2種類。フォーマル=公的なもの(行政・病院・福祉サービス)/インフォーマル=公的でないもの(家族・近所・ボランティア・当事者会)。公的サービスだけじゃ全部はカバーできないから、両方を組み合わせる。地域の関係者で課題を話し合う場が協議会(地域自立支援協議会)=2013年に「協議会」と名前が変わった。1人の困りごと(個別支援会議)を、地域みんなの課題に広げていくのが役目。そして困った時の相談窓口が相談支援事業。これで地域全体で支える「重層的な相談支援体制」ができる。これが4巻のラスト!
社会資源=社会的ニーズを充足するための有形無形の資源(施設・機関・人材・制度・知識など)。フォーマルだけでは全てのニーズに対応できず、インフォーマルが制度の枠外を補完します。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 情報機能 | 困難事例や地域の現状・課題等の情報共有と情報発信。 |
| 調整機能 | 地域の関係機関によるネットワーク構築、困難事例への対応の協議・調整。 |
| 開発機能 | 地域の社会資源の開発・改善。 |
| 教育機能 | 構成員の資質向上の場として活用。 |
| 権利擁護機能 | 権利擁護に関する取り組みを展開する。 |
| 評価機能 | 委託相談支援事業者の運営評価、サービス利用計画作成対象者・重度包括支援事業者の評価など。 |
協議会は2013年(障害者総合支援法施行)に「協議会」へ名称変更され、当事者・家族の参画が明確化。市町村で解決できない内容は都道府県の協議会で検討します。
個別支援を行う際の課題を確認する(協議会のエンジン)。
個別ニーズを把握し、地域ニーズの課題として取り上げ、協議・調整する。
整理された課題を共有し、今後の施策やサービスに反映させる。
課題ごとに必要な施策・サービスを議論・検討。社会資源の改善・開発を全体会に提案。
積み上げた議論を地域全体で確認し、施策の提言を行う。
個別の生活ニーズに応えるため、個別課題を地域全体の課題へ「普遍化」していくプロセスです。
相談支援事業は、障害のある人や家族、関係機関などが困った時の相談の窓口です。国は障害者総合支援法に基づく相談支援制度を設け、障害者が相談を受けるための仕組みをつくっています。置かれている状況や不安・悩みを相談し、その人に合う支援サービスの利用につなげることが重要です。相談支援体制は、関係機関との機能分担の観点から3層構造に分け、これを「重層的な相談支援体制」と整理しています。介護職は、地域の社会資源の情報や特徴を理解し、その人に使いやすいように工夫していくことが大切です。
フォーマルサービス:制度化された社会資源(行政・医療・障害福祉サービスなど)。インフォーマルサービス:制度化されていない社会資源(家族・近隣・ボランティア・当事者会など)。(地域自立支援)協議会:地域の課題を共有し基盤整備を進める場。6機能をもつ。相談支援事業:障害者総合支援法に基づく相談窓口。重層的な相談支援体制。
Q1. 社会資源の分類について、適切なものはどれ?
Q2. 協議会(地域自立支援協議会)について、適切なものはどれ?
Q3. 相談支援事業に関する記述で、適切なものはどれ?