対人援助職の基本姿勢・自己覚知・ジョハリの窓
「図る」と「とる」の違い・自分を知るツール「ジョハリの窓」をやさしく解説
介護職はコミュニケーションを「図る」仕事です。✨ 「とる」ではなく「図る」——つまり意図して、意識しておこなうもの。そのためにはまず自分自身を知ること(自己覚知)が大切です。「ジョハリの窓」で自分を客観的に見てみましょう!😊
介護のお仕事ではコミュニケーションがとっても大事。✨ でもただ「話す」んじゃなくて、意識して、考えてやるのがプロの技。そしてそのためにはまず「自分ってどんな人?」を知ることが第一歩なんです。「ジョハリの窓」っていう面白いツールも紹介しますね!😊
介護職は利用者や家族に支援をおこなう対人援助職(対人支援職)です。コミュニケーションを「とる」ではなく「図る(はかる)」と認識してください。「図る」とは「意図して(意識して)実施する」ということです。自分の性格をそのまま前面に出すと、利用者や家族が不安感や不信感を抱く場合があるため、場面にふさわしいかかわり方が必要です。
介護の仕事は「人を助ける仕事」=対人援助職。だからコミュニケーションが超大事。でもポイントは「とる」じゃなくて「図る」って言い方。「図る」=「意識して、考えてやる」ってこと。たとえば明るい性格の人が「図々しい」と思われたり、人見知りが「謙虚」に見えたり…。性格はそのまま出さずに、場面に合わせたかかわり方をするのがプロです。
💡 他者を理解するためには他者を尊重し敬う気持ちをもつと同時に、自分の性格・動作の癖・思考パターンを自覚することが大切。自分を客観的に見ること(自己とのコミュニケーション)は、自分の行動を良い方向に導くために重要です。
💡 相手を理解するには相手を大切に思う気持ちはもちろん大事だけど、同時に「自分ってこういうクセがあるな」「こういう考え方をしがちだな」って気づくことも大切。自分の中の「もうひとりの自分」と対話するのが、良い行動につながるんです。
自分自身を理解することを「自己覚知」といいます。そのツールとしてジョハリの窓があります。サンフランシスコ州立大学の心理学者により考案された「対人関係における気づきのグラフモデル」で、自己を4つの領域(窓)に分けます。
自己覚知(じこかくち)=「自分ってどんな人?」を知ること。それを手伝ってくれるのがジョハリの窓というツール。アメリカの心理学者が考えたもので、自分を4つの「窓」に分けて見てみよう、というものです。
対人援助職として最も望ましい状態:利用者との信頼関係が築けると、「盲点の窓」「秘密の窓」が小さくなり、「開放の窓」が大きくなる。これが対人援助職の理想の状態です。「未知の窓」はさまざまな体験を経て他の窓に移っていきます。
プロとして目指す状態:利用者さんとの信頼関係ができてくると、「盲点」「秘密」の窓が小さくなって、「開放の窓」がどんどん大きくなる。これがベスト!「未知の窓」は新しい経験をすると、他の窓に移っていきます。たとえば「自分は人見知りだと思ってたけど、高齢者と話すの好きかも!」みたいに。
英語のcommunicationには「伝達、通信」という意味がありますが、語源はラテン語のコミュニカーレ(communicare)で「共有する」という意味です。対人コミュニケーションとは、人と人との間でメッセージの送り手と受け手になりながら、情報を「共有する」ことです。
「コミュニケーション」って英語で「伝達」って意味だけど、もともとのラテン語コミュニカーレ(communicare)は「共有する」って意味なんです。つまりコミュニケーションの本質は「伝える」じゃなくて「お互いにわかり合う=共有する」こと。一方通行じゃダメってことですね。