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コミュニケーション技術
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知的障害・高次脳機能障害・
精神障害

理解が難しい・覚えられない・
心の病気の人への接し方

知的障害の特徴と工夫・高次脳機能障害4症状・精神障害の種類と対応

それぞれの「困りごと」に合わせた伝え方をやさしく解説

🌸 アテナの導き

今回は3つの障害を学びます。✨ 知的障害の人への具体的な伝え方、高次脳機能障害の4つの症状(記憶・注意・遂行機能・社会的行動)、そして精神障害への適切なかかわり方を押さえましょう!😊

今回は「見た目ではわかりにくい障害」が3つ。✨ 知的障害高次脳機能障害精神障害——それぞれ困りごとが違うから、接し方も変わります。一緒に学んでいきましょう!😊

💡
知的障害
法的定義なし。知的機能+適応機能で判断
知的障害ってどんな障害?
理解すること・伝えることが苦手

知的障害の法的な定義はないが、知的機能の発達に有意な遅れがあり社会生活への適応が難しい状態。程度は最重度(IQ20以下)・重度(21-35)・中度(36-50)・軽度(51-70)が目安。IQだけでなく適応機能(日常生活能力等)と併せて判断。都道府県から療育手帳が交付される。

知的障害には実は法律での定義がないんです。ざっくり言うと「理解したり判断したりするのが苦手で、日常生活に支援が必要な状態」。程度はIQ(知能指数)で最重度〜軽度に分かれるけど、IQだけじゃなく生活する力も合わせて判断します。療育手帳(地域によって名前が違う)がもらえます。

知的障害のある人への工夫:

  • 平易な言葉で簡潔に話す。「はい」と反射的に返事することがあるので注意
  • 援助者側から声をかける。真正面に立つと怖がる人も。笑顔で安心感
  • 抽象的な表現は避ける。「もう少し待って」→「あと5分待ってね」と具体的に
  • 写真・絵カード・コミュニケーション支援ボードを活用。「ダメ」より「次は〇〇しましょう」
  • 大声・強い口調はパニックの原因に。ゆっくり穏やかに話す

知的障害の人への接し方:

  • かんたんな言葉で短く話す。「わかった?」→「はい」って反射的に答えちゃうことがあるから要注意
  • 困ってても自分からは言えないことが多い。こちらから声をかける。笑顔で安心させる
  • 「もうちょっと」はわからない。「あと5分ね」と具体的に。写真や絵カードも有効
  • 「ダメ!」じゃなく「次は○○しましょう」と肯定的に伝える
  • 大きい声や怒った口調はパニックになる。ゆっくり穏やかに
🧠
高次脳機能障害
外見ではわかりにくい4つの症状
高次脳機能障害=見た目ではわからない脳の障害
記憶・注意・計画・感情の4つに問題が出る
💾
①記憶障害
新しいことを覚えられない。同じ質問を繰り返す。物の置き場所を忘れる
🎯
②注意障害
集中が続かない。ぼんやりする。ミスが多い。2つ以上同時にできない
📋
③遂行機能障害
計画を立てて実行できない。指示がないと動けない。約束の時間に間に合わない
😤
④社会的行動障害
感情コントロール不能。暴力・大声。自己中心的。病識欠如(障害に気づかない)
💾
①覚えられない
さっき聞いたことをもう忘れてる。何度も同じことを聞く。物をどこに置いたかわからない
🎯
②集中できない
ぼーっとする。ミスが多い。2つのことを同時にやろうとすると混乱する
📋
③計画が立てられない
段取りがわからない。言われないと動けない。時間を守れない
😤
④感情が暴走する
突然キレる・大声を出す。自分のことしか考えられない。「自分は普通だ」と思ってる(病識欠如)
⚠️

半側空間無視:右脳のダメージで左側が認識できなくなる(左半側空間無視が多い)。視覚的には見えているのに認識できない。食事で左側に手をつけない、歩行で左にぶつかるなど。精神障害者保健福祉手帳の対象。金銭管理にも注意。スマホのアラーム活用も有効。

半側空間無視:右の脳がダメージを受けると左側が見えてるのに「ない」ことになる。左側のご飯に手をつけない、歩くとき左にぶつかる。「左にご飯ありますよ」と声かけが大事。スマホのアラームで忘れ防止も有効。

💜
精神障害
外見ではわかりにくい「生きにくさ」
精神障害=心の病気で「生きにくい」
見た目ではわからないからこそ理解が大切

主な精神障害:

  • 統合失調症:幻覚や妄想。否定せず「私には見えませんが、○○さんには見えているのですね」と対応
  • 鬱病:意欲・行動の低下。むやみな励ましは逆効果。寄り添う姿勢。栄養・衛生面にも配慮
  • 双極性障害(躁鬱病):鬱と躁を繰り返す。躁状態は攻撃的になることも。巻き込まれない距離感
  • てんかん:突然意識を失う発作。一過性で元に戻るのが一般的
  • 薬物依存症・アルコール依存症:コントロールできず使用/飲酒してしまう状態

主な精神障害:

  • 統合失調症:幻聴や妄想がある。「そんなのいないよ」と否定しちゃダメ。「あなたにはそう見えてるんですね」と受け止める
  • 鬱病:何もしたくない、何も考えられない状態。「頑張って!」は逆効果。そばにいるだけでいい。食事や入浴もできなくなるから注意
  • 双極性障害:落ち込む時期とハイになる時期が交互に来る。ハイなときに攻撃的になることも。ペースに巻き込まれない
  • てんかん:突然気を失って倒れる発作。発作が終われば元に戻る
  • 薬物・アルコール依存症:やめたくてもやめられない。意志の問題じゃなく病気

💡 精神障害者は身体機能に障害がなく外見では障害がわかりにくい。「言動がおかしい」「怠けている」「怖い」と誤解されがちで、それが「生きにくさ」につながっている。病気の特性を理解し適切にかかわることが重要。

💡 精神障害は見た目ではわからないから、周りから「怠けてる」「変な人」って思われがち。それがすごくつらい「生きにくさ」につながっている。本人にしかわからない苦しみがあることを理解して接することが大切です。

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
📝
理解度チェック
学んだ内容を確認しましょう
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