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第5章 介護実践に関連する諸制度
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虐待防止法①高齢者

5類型・通報義務/努力義務・虐待の現状データ

🌸 アテナの導き

高齢者虐待は利用者の尊厳にかかわる重大な問題です。 5つの虐待類型と、発見したときの通報義務のルールは介護職として必ず知っておくべき知識。現状データも試験で問われます!

🛡️
高齢者虐待の5類型
2005年制定・2006年4月施行

高齢者=65歳以上。養護者=高齢者を現に養護する人(施設従事者以外)。通報先は市町村

👊
身体的虐待
暴行や正当な理由のない身体拘束
🚫
介護等放棄
著しい減食・長時間の放置(ネグレクト)
💔
心理的虐待
著しい暴言・拒絶的対応・不当な差別的言動
⚠️
性的虐待
わいせつな行為をする・させる
💰
経済的虐待
財産の不当な処分・不当に利益を得る
📢
通報のルール
義務と努力義務の違いに注意
虐待者が養護者の場合
生命・身体に重大な危険
通報しなければならない(義務)
重大な危険がない
通報するよう努めなければならない(努力義務)
虐待者が施設従事者等の場合
施設従事者等が発見
危険の有無を問わず通報義務
それ以外の人が発見
生命・身体に重大な危険がある場合は通報義務
⚠️

超重要!施設従事者等が発見した場合は、危険の有無に関係なく通報義務。これは養護者の場合と大きく異なるポイントです!

📊
高齢者虐待の現状
令和2年度調査データ
虐待者(養護者)
①息子が最多 ②夫 ③娘
被虐待者
8割弱が女性、80〜84歳が最多
虐待の種別
①身体的虐待 ②心理的虐待 ③介護等放棄
家族形態
同居9割近い。未婚の子と同居が最多
施設の虐待者
介護職が最多。管理職、看護職の順
施設の種別
①特養 ②有料老人ホーム ③グループホーム

💡 「息子が虐待者で最多」「被虐待者は80代女性が多い」「同居が9割」——この3つのデータは試験で頻繁に出題されます。介護の負担が虐待につながるケースが多いことを示しています。

📝 試験対策ポイント
📝
理解度チェック
学んだ内容を確認しましょう
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