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認知症の理解Ⅱ・第1章 Lesson 3(1/2)
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4大認知症の原因疾患

認知症の「4つのタイプ」
——見分けが国試の山場

アルツハイマー型・血管性・レビー小体型・前頭側頭型の4大認知症と、若年性認知症・治療可能な認知症(慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症)を、病態と特徴的な症状で国試の形に整理。

認知症には4つの主なタイプがあって、それぞれ原因も症状も違います。試験で必ず問われる"見分け"を、特徴の一言キーワードで覚えます。

アテナ様の導き

原因疾患の見分けは国試の最重要ポイント。アルツハイマー型=海馬の萎縮(老人斑=アミロイドβ・神経原線維変化=タウ)、女性に多く、徐々に進行、物盗られ妄想血管性=脳梗塞・脳出血が原因、男性に多く、階段状に進行、まだら認知症、感情失禁、片麻痺レビー小体型=具体的な幻視・認知機能の動揺・パーキンソン症状・レム睡眠行動障害前頭側頭型(ピック病)=人格変化・反社会的行動・常同行動。この4つの"一言キーワード"を結びつけて覚えましょう。治療できる慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症も要チェックです。

アテナ様の導き(本音モード)

4タイプ、キーワードだけ覚えればOK。アルツハイマー=物忘れ・物盗られ妄想・女性・じわじわ血管性=脳梗塞が原因・まだら(できる事とできない事の差)・男性・階段状・感情失禁・片麻痺レビー小体=はっきりした幻視(人や虫が見える)・調子の波・手が震える(パーキンソン)前頭側頭型(ピック病)=性格が変わる・万引きなど・同じ行動の繰り返し。あと"歩行障害+認知症+尿失禁"の3点セットは正常圧水頭症(手術で治る)=これも頻出。

1枚でつかむ:4大認知症のキーワード
この一言で見分ける

アルツハイマー型

海馬の萎縮・物盗られ妄想・女性に多い・じわじわ進行。

血管性

脳梗塞/脳出血が原因・まだら認知症・男性に多い・階段状に進行・感情失禁・片麻痺。

レビー小体型

具体的な幻視・認知機能の動揺・パーキンソン症状・レム睡眠行動障害。

前頭側頭型(ピック病)

人格変化・反社会的行動・常同行動・外出しても自宅に戻れる。

1. アルツハイマー型 vs 血管性
国試で最も問われる2つ
項目アルツハイマー型血管性
原因老人斑(アミロイドβ)+神経原線維変化(タウ)→海馬の萎縮脳梗塞・脳出血(脳血管障害)
多い人女性に多い・70歳以上男性に多い
発症・進行徐々に発症しなだらかに進行急激に発症し階段状に進行
症状の型全般的に低下まだら認知症(できる事と出来ない事の差)
病識病識がない病識がある・人格は保たれやすい
特徴的症状初期から不安・うつ・物盗られ妄想感情失禁・症状の日内変動・片麻痺
2. レビー小体型・前頭側頭型
残り2つのタイプ

レビー小体型認知症

  • 脳にレビー小体が沈着(原因不明)
  • 具体的で色彩豊かな幻視
  • 認知機能の動揺(覚醒・注意の変動)
  • レム睡眠行動障害(夢で大声・激しい動き)
  • パーキンソン症状(手の震え・小刻み歩行)→転倒・嚥下障害・誤嚥に注意

前頭側頭型認知症(ピック病)

  • 前頭葉・側頭葉の変性。初老期に発症
  • 行動障害型=人格変化・無関心・万引きなど反社会的行動常同行動(毎日同じ物)
  • 言語障害・意味記憶障害型=言葉の意味がわからない
  • 初期は記憶障害が目立たず精神疾患と間違われることも
  • 外出しても自宅に戻れる
3. 若年性・治療できる認知症
見逃さない3つ

若年性認知症

18〜64歳で発症(40〜64歳の初老期+18〜39歳の若年期)。進行が速い。うつ病・更年期障害と間違われやすい。

慢性硬膜下血腫

頭部打撲の1〜2か月後に血腫が脳を圧迫。認知症に似た症状。手術で治る

特発性正常圧水頭症

脳脊髄液が貯留。歩行障害・認知症・尿失禁の3徴手術(髄液を流す)で改善

WORD:まだら認知症 / 感情失禁 / レム睡眠行動障害
国試で問われる用語

まだら認知症:血管性で、障害される機能とされない機能がまだらに混在する状態。感情失禁:わずかな刺激で過度に泣いたり笑ったりし、感情を抑えられない(情動失禁)。血管性に多い。レム睡眠行動障害:夢を見ているときに大声や激しい動きが出る。レビー小体型に特徴的。

試験に出るところ
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理解度チェック
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Q1. 血管性認知症の特徴として、適切なものはどれ?

正解はB。血管性認知症は脳梗塞・脳出血が原因で、男性に多く、階段状に進行。障害がまだらに出る「まだら認知症」や感情失禁、片麻痺が特徴です。Aはアルツハイマー型、Cはレビー小体型の特徴。

Q2. レビー小体型認知症の特徴として、適切なものはどれ?

正解はA。レビー小体型は、具体的で色彩豊かな幻視、認知機能の動揺、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害が特徴。Bは前頭側頭型(ピック病)、Cは血管性の特徴です。

Q3. 歩行障害・認知症・尿失禁の3つの症状がみられ、手術で改善が期待できる疾患はどれ?

正解はB。特発性正常圧水頭症は、脳脊髄液が貯留して脳を圧迫し、歩行障害・認知症・尿失禁の3徴がみられます。髄液を流す手術で改善が期待できる「治療できる認知症」です。
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