初期の心理的特徴(とりつくろい・依存性)、心理面への支援、初期ケアの4原則、そして早期対応の制度(認知症初期集中支援チーム・認知症サポーター)を国試の形に整理。
認知症のはじめの時期のお話。本人は"何かおかしい"と不安で、失敗を隠そうとします(とりつくろい)。その気持ちに寄り添うケアと、地域で支えるしくみを学びます。
初期は進行性の記憶障害が特徴で、身近な人でないと気づきにくい時期。本人は「何かがおかしい」と不安を抱え、記憶障害を隠すため言い訳で体面を保つ「とりつくろい」や「依存性」がみられます。失敗が増えて叱責されると、不安から抑うつ→活動量減→残存能力の低下→進行という悪循環に。だからケアの原則は①失敗を咎めない ②本人の話を否定しない ③無理に訓練させない ④生活環境を工夫する。そして認知症初期集中支援チームや認知症サポーターなど、地域で早期に支えるしくみを活かします。
初期の本人は「自分、何かおかしい…」と気づいていて不安。だから失敗を隠そうと言い訳する(=とりつくろい)。ここで失敗を責めたり「ダメでしょ」と言うと、自信を失って一気に落ちる(抑うつ→引きこもり→進行)。だから責めない・否定しない・無理に訓練させない・環境で失敗を減らす(お薬カレンダー等)が鉄則。地域のしくみは認知症初期集中支援チーム(専門職が訪問してアセスメント)と認知症サポーター(見守る応援者)。
過剰に反応すると意欲を奪い、介護拒否に。プライドに配慮した声かけを(失禁→「お茶こぼされましたか」)。
作話があっても事実を突きつけない。レビー小体型の幻覚も共感的に。
ドリル等は自尊心を傷つけ負担になることも。楽しめる工夫を。
お薬カレンダーを目につく場所に置く等で、失敗の機会を減らす。
初期の特徴は進行性の記憶障害。記憶障害を隠すため言い訳で体面を保つ「とりつくろい」(例:日付を聞かれ「新聞もテレビも見てないから」)や「依存性」がみられます。見当識障害は「時間→場所→人」の順に分からなくなる傾向。本人は「また失敗するのが怖い」「バカにされるのでは」という不安から意欲を失い、抑うつ→活動量減→残存能力の低下→進行を招きます。だから不安感や喪失感を理解し、軽減することが支援の柱です。
また認知症疾患医療センターは、都道府県等に設置され鑑別診断・急性期医療・専門医療相談・研修などを担います。
とりつくろい:記憶障害を隠すために言い訳をして体面を保とうとすること。初期に多い。認知症初期集中支援チーム:地域包括支援センター等に置かれ、認知症専門医の指導の下、複数の専門職が本人・家族を訪問してアセスメントや初期支援を行うチーム。認知症サポーター:養成講座を受け、地域で認知症の人を見守り手助けする応援者。
Q1. 初期の認知症にみられる「とりつくろい」の説明として、適切なものはどれ?
Q2. 初期の認知症ケアの原則として、適切なものはどれ?
Q3. 認知症初期集中支援チームに関する記述で、適切なものはどれ?