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第3章 社会保障制度
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医療保険制度

病院代、誰がどう払ってるの?

被用者保険・国保・後期高齢者医療

会社員の保険・自営業の保険・75歳以上の保険、3つの仕組み

🌸 アテナの導き

病気やけがをしたとき、安心して病院に行ける——それが医療保険です。✨ 日本は国民皆保険の国。3つの制度体系と後期高齢者医療の仕組みを整理しましょう!😊

病院に行ったとき、全額払わなくていいのは「医療保険」のおかげ✨ 日本は全員が何かしらの医療保険に入ってる国(国民皆保険)。でも保険の種類は1つじゃなくて3つある。会社員向け・自営業向け・75歳以上向け。それぞれの違いを整理しましょう😊

🏥
医療保険制度の体系
1922年〜1961年に国民皆保険体制確立
3つの医療保険を比べよう
1922年にスタートして、1961年に「全員加入」が完成
項目
被用者保険
国民健康保険
後期高齢者医療
対象者
会社員・公務員とその被扶養者
自営業・パート・無職等
75歳以上+65歳以上で障害認定
保険者
協会けんぽ・組合健保・共済等
都道府県・市町村/国保組合
後期高齢者医療広域連合
保険料
労使折半
全額自己負担
広域連合単位で統一
被扶養者
あり(家族も加入可)
なし(全員が被保険者)
くらべる
会社員の保険
自営業の保険(国保)
75歳以上の保険
誰が入る?
会社員・公務員+その家族
自営業、パート、無職の人など
75歳以上は全員こっちに移動
運営は?
協会けんぽ、組合健保、共済
都道府県+市町村
広域連合(都道府県単位の特別組織)
保険料は?
会社と半分こ(労使折半)
全部自分で払う
広域連合が決めた額
家族は?
扶養に入れる(家族はタダ)
扶養の概念なし!全員が被保険者
⚠️

国保の特徴:被扶養者の概念がない(配偶者も子も全員被保険者)。加入は世帯単位で世帯主が届出。保険料は全額自己負担

⚠️

国保のここが違う!会社員の保険は家族を「扶養」に入れればタダ。でも国保は扶養の概念がない。赤ちゃんも配偶者もみんな被保険者。加入は世帯単位で世帯主が届け出る。保険料は全額自分で払う(会社が半分出してくれたりしない)。

📜
高齢者医療制度の変遷
無料化→老人保健→後期高齢者医療
お年寄りの医療費、こう変わってきた
タダ→ちょっと払う→ちゃんと制度化
1973年

老人医療費無料化→受診率増加・医療費急増で保険財政を圧迫

1982年

「老人保健法」制定。定額自己負担を導入し老人保健制度を創設

2006年/2008年

医療制度改革で後期高齢者医療制度を創設。根拠法=「高齢者医療確保法」。2008年4月施行

1973年

「お年寄りの医療費、タダにしよう!」→ みんな病院に行きまくる → 医療費が爆増して財政ピンチに

1982年

「さすがにタダはまずい…」→「老人保健法」を作ってちょっとは自分でも払ってね(定額自己負担)という制度に

2006年/2008年

「もっとちゃんとした制度にしよう」→ 後期高齢者医療制度がスタート。75歳以上専用の医療保険ができた。法律名は「高齢者医療確保法

💰
後期高齢者医療の負担と財源
保険料+支援金+公費の3本柱
75歳以上の医療費、誰が出してる?
自己負担+若い世代の支援+税金の3本柱
所得区分
自己負担割合
備考
一般
1割
大多数の高齢者
一定以上所得
2割
2022年10月〜新設
現役並み所得
3割
高所得者
どのくらい稼いでる?
病院での自己負担
メモ
ふつうの人
1割
ほとんどのお年寄りはここ
ちょっと稼いでる人
2割
2022年10月に新しくできた区分
現役並みに稼いでる人
3割
働いてる世代と同じ負担
後期高齢者医療制度の財源構成
公費 約5割
支援金 約4割
保険料1割

公費の内訳=国:都道府県:市町村=4:1:1 | 支援金=0〜74歳の被保険者から徴収

💡 後期高齢者医療の財源は「税金(公費)が約半分、若い世代からの支援金が約4割、本人の保険料が1割」。世代を超えた支え合いの仕組みです。

💡 75歳以上の医療費のお金の出どころはこう:税金が半分(国が4、県が1、市が1の割合)、74歳以下の現役世代からの「仕送り」が4割本人の保険料がたった1割。つまりお年寄りの医療は若い世代が大きく支えてるってことです。

📝 試験対策ポイント
📝 テストに出るところ、本音でまとめ
ここまで読んで「全部わかった!」という人は、
下のボタンは押さなくて大丈夫です。

...でも正直、ちょっとモヤッとしてません?
大丈夫。それ、普通です。みんな同じですから。
※ 試験に出る用語はそのまま。意味がスッと入ってくるだけです。
どうですか?さっきよりスッと入ってきたでしょう?

でも試験では「正式な言い方」で出題されます。
意味がわかった今なら、あの難しい文章もちゃんと読めるはず。
——試してみませんか?
※ 本音モード ↔ 元の説明、何度でも切り替えて読めます。
📝
理解度チェック
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