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障害の理解Ⅰ・第1章 Lesson 1(4/4)
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障害者福祉の基本理念②
強みを活かし、壁をなくす

支援の考え方いろいろ
——「強み」に注目し、社会の「壁」をなくす

ストレングス、エンパワメント、バリアフリー(4つのバリア)、ユニバーサルデザイン、そしてリハビリテーション(全人間的復権)を国試の形に整理。障害の理解・理念編の締めくくりです。

障害支援の大事な考え方のお話。本人の「強み」に目を向け、社会の「壁(バリア)」をなくし、誰もが使えるデザイン(UD)へ。リハビリの本当の意味も学びます。

アテナ様の導き

支援の発想も大切です。ストレングスは、障害を哀れみや守る対象とみるのでなく、意欲・回復力・嗜好・願望などその人の強み(プラス要因)に着目する考え方。エンパワメントは、力や権限が奪われた状態(パワーレス)の人が自分で決められるよう、意思表明の場や機会を増やすこと。バリアフリーは社会の側にある障壁(物理的・制度的・文化情報的・心理的の4つ)をなくすこと。ユニバーサルデザイン(R.メイス提唱)は、最初から誰もが使いやすいようにつくる7原則の設計。そしてリハビリテーションは単なる機能回復でなく「全人間的復権」を意味します。

アテナ様の導き(本音モード)

覚える言葉は5つ。ストレングス=「できないこと」でなく「強み」に注目エンパワメント=奪われた"自分で決める力"を取り戻すバリアフリー=社会の壁を取り除く(壁は4種類:物理・制度・文化情報・心理)ユニバーサルデザイン(UD)=最初からみんなが使いやすく(R.メイスが提唱・7原則)。そしてリハビリテーション=機能回復だけじゃなく「全人間的復権(その人の人生を取り戻す)」。バリアフリーは"後から壁を壊す"、UDは"最初から壁を作らない"——この違いが頻出。

1枚でつかむ:4つのバリア(社会的障壁)
バリアフリーは社会の側の壁をなくす

① 物理的バリア

段差・交通機関・建築物などの物理的な障壁。

② 制度的バリア

法令・制度により機会の均等が奪われる(資格取得・就学・就労の制限など)。

③ 文化・情報的バリア

情報入手を困難にする壁(点字・手話サービスの欠如など)。

④ 心理的バリア

差別・偏見・心の壁。社会参加で最も大きな問題となる。

これらの社会的障壁を解消する取り組みがバリアフリー。「障害のある人」の機能ではなく、原因は社会の側にあると捉えます。

1. ストレングスとエンパワメント
強みに着目し、力を取り戻す

ストレングス

  • 意欲・積極性・治癒力・回復力・嗜好・願望などの強み
  • 哀れみ・守る対象という見方を変え、プラス要因に着目
  • 性格・才能・関心・環境を組み合わせ、新たな可能性を生む

エンパワメント

  • 力・権限が奪われた状態=パワーレス
  • 権利・権限を一方的に与えるだけでなく、意思表明の場や機会を増やし、周囲がサポートしやすい環境をつくる
2. バリアフリーとユニバーサルデザイン
「後から壊す」か「最初から作らない」か
考え方内容
バリアフリーすでにある社会的障壁(4つのバリア)を取り除く取り組み。
ユニバーサルデザインR.メイス(本人も障害者)が提唱。バリアフリーの「障害者だけの特別扱い」を超え、最初から多くの人が使いやすいように設計する(7原則)。例:シャンプー容器側面の突起、低い位置の自販機ボタン。
3. リハビリテーション=全人間的復権
機能回復だけではない

リハビリテーションは「re(再び)+habilis(適した)+ation」で「再び適した状態にすること」。1982年に国連で採択された「障害者に関する世界行動計画」で定義され、単に「機能を回復」する狭義の意味だけでなく、医学・社会・教育・職業などを含めた「全人間的復権」という広義の意味をもちます。特徴は、障害のある人自身が最も適した機能水準を決定する自己決定の理念が盛り込まれていること。専門家は支援する立場で援助・情報提供を行います。

WORD:ストレングス / バリアフリー / ユニバーサルデザイン
国試で問われる用語

ストレングス:本人の強み(意欲・回復力・才能・関心など)に着目する考え方。バリアフリー:社会的障壁(物理的・制度的・文化情報的・心理的の4つ)を取り除く取り組み。ユニバーサルデザイン:R.メイスが提唱した、最初から誰もが使いやすいように設計する考え方(7原則)。リハビリテーション:機能回復にとどまらない「全人間的復権」。

試験に出るところ
本音でまとめる
理解度チェック
押すと答えが出ます

Q1. ユニバーサルデザインに関する記述で、適切なものはどれ?

正解はA。ユニバーサルデザインはR.メイスが提唱し、「障害者だけの特別扱い」を超え、最初から多くの人が使いやすいように設計する考え方(7原則)です。Bは「バリアフリー(後から取り除く)」の説明です。

Q2. バリアフリーにおける「4つのバリア」に含まれないものはどれ?

正解はC。4つのバリアは物理的・制度的・文化情報的・心理的で、いずれも社会の側にある障壁です。バリアフリーは「本人の機能」ではなく社会的障壁を取り除く取り組みです。

Q3. リハビリテーションの意味として、適切なものはどれ?

正解はB。リハビリテーションは「再び適した状態にすること」で、機能回復だけでなく「全人間的復権」を意味します。障害のある人自身が機能水準を決定する自己決定の理念が含まれ、専門家は支援する立場です(Cは逆)。
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