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障害の理解Ⅱ・第1章 Lesson 4(心臓機能)
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心臓機能障害の医学的理解
狭心症・心不全・ペースメーカー

心臓の障害をくわしく
——詰まる・送れない・機械で補う

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心不全による他臓器への影響、心臓ペースメーカーとICD、そして塩分・水分・入浴などの生活上の注意を医学的に整理します。

心臓の障害をくわしく。血管が詰まる系(狭心症・心筋梗塞)、ポンプが弱る系(心不全)、機械で助ける系(ペースメーカー・ICD)の3本立てで学びます。

アテナ様の導き

心臓は血液を全身に送るポンプ。機能が低下すると倦怠感・呼吸困難・手足のむくみが出ます。虚血性心疾患は冠動脈の血流不足で、一過性なら狭心症(数十秒〜数分の胸痛)、完全に詰まり心筋が壊死すると心筋梗塞(30分以上・死亡率が高い)。狭心症は労作性(運動時に出る)と安静時(就寝中など安静時に冠動脈が痙攣)に分かれます。心不全はポンプ機能の低下で、肺うっ血・肺水腫・浮腫など他臓器に影響します。機械で補うのがペースメーカーと、致死性不整脈を治療する植込み型除細動器(ICD)で、強い電磁波を避け、空港では係員に申し出ます。生活では塩分1日6g以下・水分1日1,000ml以内・入浴はぬるめの半身浴が目安です。

アテナ様の導き(本音モード)

心臓の障害は3系統。①詰まる系=狭心症(一時的・数分)と心筋梗塞(完全に詰まる・壊死・30分以上・命に関わる)。狭心症は労作性(動くと出る)安静時(寝てる時に冠動脈がつる)。②弱る系=心不全。ポンプが弱って肺に水がたまる(肺水腫)、むくむ(浮腫)。③機械系=ペースメーカー(リズム作る)とICD(ヤバい不整脈を止める)。機械組は強い電磁波NG、空港の金属探知機は係員に申告。生活は塩分6g以下・水分1000ml以内・お風呂はぬるめで半身浴(湯は心臓より下)

1枚でつかむ:虚血性心疾患
狭心症と心筋梗塞

狭心症(一過性の虚血)

  • 冠動脈の血流が一時的に不足→胸痛が数十秒〜数分
  • 労作性=運動・階段など負荷時に出現、止めると治まる
  • 安静時=就寝中など安静時に冠動脈が痙攣・収縮

心筋梗塞(完全閉塞)

  • 冠動脈が完全に詰まり心筋が壊死
  • 胸痛が30分以上続く、吐き気を伴うことも
  • 発作後の死亡率が高い

いずれも冠(状)動脈の血流低下が原因。狭心症は不安定だと心筋梗塞に移行することもあります。

1. 心不全による他臓器への影響
図表1-4-2

心不全は心臓の機能が低下して身体に十分な血液を送り出せなくなった状態で、急性心不全・慢性心不全に分かれます。血液が十分に運搬できないと他の臓器にも悪影響を及ぼします。

肺うっ血/肺水腫

  • 肺うっ血:送る力が低下し肺に血液がたまる
  • 肺水腫:肺の血管外に水分がしみ出し、呼吸困難になる

浮腫/動悸・意識障害

  • 浮腫:軽度は下肢、重度は顔面・腕や腹水
  • 動悸・倦怠感(血液量減少で心拍数増加)、脳血流低下で意識障害
2. ペースメーカーとICD
電磁波に注意・空港では申告

心臓ペースメーカー

  • 自動的な動きが障害された際、人工的に電気刺激を与え一定のリズムで拍動させる
  • 激しい運動をしなければ普通の生活が可能。医師が運動処方

植込み型除細動器(ICD)

  • 致死性不整脈(心室頻拍・心室細動)を感知し自動的に治療
  • 薬物治療が効かず突然死リスクのある人に有効。ペースメーカー機能も備える

ペースメーカー・ICDは電磁波による誤動作の可能性があり、強い電磁波を発生する機器類に近づくことは避けます。空港の金属探知機などで検査が必要な場合は、装着していることを係員に申し出ます

3. 日常生活で注意する事
図表1-4-3
場面内容
食事・水分塩分制限1日6g以下、食事量に気をつける。水分制限1日1,000ml以内
入浴湯温はぬるめ(37〜39℃)半身浴で、水位は心臓より下にするのが望ましい。
運動過度な運動は避ける
その他寒冷刺激・温度変化に注意。風邪や肺炎の予防に努める。
WORD:狭心症 / 心筋梗塞 / ICD
国試で問われる用語

狭心症:冠動脈の一過性の血流不足による胸痛(数十秒〜数分)。労作性・安静時がある。心筋梗塞:冠動脈の完全閉塞で心筋が壊死(30分以上・死亡率が高い)。心不全:ポンプ機能の低下で十分な血液を送れない状態(肺うっ血・肺水腫・浮腫)。ICD(植込み型除細動器):致死性不整脈を感知して治療する体内デバイス。

試験に出るところ
本音でまとめる
理解度チェック
押すと答えが出ます

Q1. 狭心症と心筋梗塞の違いとして、適切なものはどれ?

正解はA。狭心症は一過性の虚血、心筋梗塞は完全閉塞による壊死で30分以上続き死亡率が高い疾患です。Bは逆、Cも誤りで、いずれも冠動脈の血流低下が原因です。

Q2. ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)を装着している人への留意点は?

正解はA。電磁波による誤動作を避け、空港などでは装着を申し出ます。Bは誤り、Cも誤りで、激しい運動をしなければ普通の生活が可能です(医師の運動処方に従う)。

Q3. 心臓機能障害のある人の入浴として、適切なものはどれ?

正解はB。心臓への負担を減らすため、ぬるめの半身浴で水位は心臓より下にします。Aは負担が大きく、Cも誤りで、塩分1日6g以下・水分1日1,000ml以内が目安です。
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