虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心不全による他臓器への影響、心臓ペースメーカーとICD、そして塩分・水分・入浴などの生活上の注意を医学的に整理します。
心臓の障害をくわしく。血管が詰まる系(狭心症・心筋梗塞)、ポンプが弱る系(心不全)、機械で助ける系(ペースメーカー・ICD)の3本立てで学びます。
心臓は血液を全身に送るポンプ。機能が低下すると倦怠感・呼吸困難・手足のむくみが出ます。虚血性心疾患は冠動脈の血流不足で、一過性なら狭心症(数十秒〜数分の胸痛)、完全に詰まり心筋が壊死すると心筋梗塞(30分以上・死亡率が高い)。狭心症は労作性(運動時に出る)と安静時(就寝中など安静時に冠動脈が痙攣)に分かれます。心不全はポンプ機能の低下で、肺うっ血・肺水腫・浮腫など他臓器に影響します。機械で補うのがペースメーカーと、致死性不整脈を治療する植込み型除細動器(ICD)で、強い電磁波を避け、空港では係員に申し出ます。生活では塩分1日6g以下・水分1日1,000ml以内・入浴はぬるめの半身浴が目安です。
心臓の障害は3系統。①詰まる系=狭心症(一時的・数分)と心筋梗塞(完全に詰まる・壊死・30分以上・命に関わる)。狭心症は労作性(動くと出る)と安静時(寝てる時に冠動脈がつる)。②弱る系=心不全。ポンプが弱って肺に水がたまる(肺水腫)、むくむ(浮腫)。③機械系=ペースメーカー(リズム作る)とICD(ヤバい不整脈を止める)。機械組は強い電磁波NG、空港の金属探知機は係員に申告。生活は塩分6g以下・水分1000ml以内・お風呂はぬるめで半身浴(湯は心臓より下)。
いずれも冠(状)動脈の血流低下が原因。狭心症は不安定だと心筋梗塞に移行することもあります。
心不全は心臓の機能が低下して身体に十分な血液を送り出せなくなった状態で、急性心不全・慢性心不全に分かれます。血液が十分に運搬できないと他の臓器にも悪影響を及ぼします。
ペースメーカー・ICDは電磁波による誤動作の可能性があり、強い電磁波を発生する機器類に近づくことは避けます。空港の金属探知機などで検査が必要な場合は、装着していることを係員に申し出ます。
| 場面 | 内容 |
|---|---|
| 食事・水分 | 塩分制限1日6g以下、食事量に気をつける。水分制限1日1,000ml以内。 |
| 入浴 | 湯温はぬるめ(37〜39℃)。半身浴で、水位は心臓より下にするのが望ましい。 |
| 運動 | 過度な運動は避ける。 |
| その他 | 寒冷刺激・温度変化に注意。風邪や肺炎の予防に努める。 |
狭心症:冠動脈の一過性の血流不足による胸痛(数十秒〜数分)。労作性・安静時がある。心筋梗塞:冠動脈の完全閉塞で心筋が壊死(30分以上・死亡率が高い)。心不全:ポンプ機能の低下で十分な血液を送れない状態(肺うっ血・肺水腫・浮腫)。ICD(植込み型除細動器):致死性不整脈を感知して治療する体内デバイス。
Q1. 狭心症と心筋梗塞の違いとして、適切なものはどれ?
Q2. ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD)を装着している人への留意点は?
Q3. 心臓機能障害のある人の入浴として、適切なものはどれ?