発達障害者支援法の定義、自閉スペクトラム症(ASD)の3特徴、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)を医学的に整理します。診断基準(ICD-10・DSM-5)も押さえます。
発達障害を医学的にくわしく。生まれつき脳の発達が通常と違うもの。代表3つ=自閉スペクトラム症(ASD)・ADHD・学習障害(LD)の特徴がポイントです。
発達障害は発達障害者支援法で「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠如多動性障害…その症状が通常低年齢において発現するもの」と定義され、生まれつき脳の発達が通常と違うために起こります。診断基準はICD-10(わが国は公にこちら)とDSM-5。代表は3つ。自閉スペクトラム症(ASD)=①相互的な対人関係の障害 ②言語発達の遅れ ③興味や行動の偏り(こだわり)の3特徴(アスペルガー症候群は基本的に言語の遅れはない)。ADHD(注意欠如多動症)=不注意・多動性・衝動性で、7歳以前に現れます。LD(学習障害)=全般的な知的発達に遅れはないが、読む・書く・計算するなど特定の能力が極端に苦手なものです。
発達障害=生まれつき脳の発達が通常とちがう(育て方のせいじゃない)。低年齢で現れる。代表3つを区別。①ASD(自閉スペクトラム症)=対人関係が苦手・言葉の遅れ・こだわりの3点。言葉を額面通りに受けとる(皮肉が通じにくい)。アスペルガーは言葉の遅れはないタイプ。②ADHD=不注意(集中できない)・多動(じっとできない)・衝動(考える前に動く)。7歳以前に出る。③LD(学習障害)=頭は普通なのに「読む・書く・計算」など特定だけ極端に苦手。学校じゃなく医療機関が診断。
いずれも知的な遅れを伴うこともある/伴わないこともあります。診断基準はICD-10(広汎性発達障害)とDSM-5(自閉スペクトラム症)。
| 特性 | 状態 |
|---|---|
| ① 相互的な対人関係の障害 | 友だち関係を上手く築けない、状況や相手の感情・立場を理解しにくい、共感を得るのが難しい。 |
| ② 言語発達の遅れ | 言葉を額面通りに受けとめる(例:赤い顔で風邪をひいている人に「大丈夫」と答える)。会話が形式的になりがち。 |
| ③ 興味や行動の偏り(こだわり) | 強い興味・豊富な知識、空想の世界(ファンタジー)で遊ぶ、変更や変化を嫌う、独特な日課や手順。 |
ICD-10では広汎性発達障害、DSM-5では自閉スペクトラム症(ASD)。スペクトラム(連続体)で明確に分けることが困難なためASDと呼ばれます。アスペルガー症候群は基本的に言語の遅れはないのが特徴。
ASD(自閉スペクトラム症):対人関係の障害・言語発達の遅れ・こだわりの3特徴。アスペルガー症候群:ASDのうち言語の遅れがないタイプ。ADHD(注意欠如多動症):不注意・多動性・衝動性(7歳以前に発現)。LD(学習障害):知的発達は遅れないが、読む・書く・計算など特定の能力が困難。発達障害者支援法:発達障害を定義する法律。
Q1. 自閉スペクトラム症(ASD)の3つの特徴に含まれないものはどれ?
Q2. ADHD(注意欠如多動症)の説明として、適切なものはどれ?
Q3. 学習障害(LD)に関する記述で、適切なものはどれ?